なぜ「価格表」がないのか — 価格が大きく変わる3つの要因

油圧トルクレンチは、家電のような定価販売の製品ではありません。同じ「油圧トルクレンチ」でも、構成によって価格は数十万円台から数百万円台まで変わります。その理由は次の3つです。

① トルク容量(サイズ)

油圧トルクレンチは同一シリーズ内でも多数のサイズ展開があります。例えばHYTORCのMXTシリーズは160 N·mから50,293 N·mまで全8サイズ。トルク容量が大きいほど本体価格は高くなります。必要以上に大きいサイズを選ぶと、価格だけでなく重量・取り回しの面でも不利になるため、適正サイズの選定が費用最適化の第一歩です。

② 機種タイプ(スクエアドライブ型 / センターホール型)

油圧トルクレンチには、汎用ソケットを使うスクエアドライブ型(MXT・MXT+・AVANTI)と、狭隘部・フランジに強いセンターホール型(XLCT・STEALTH)があります。タイプによって本体構造もアクセサリー(ソケット/カセット)も異なり、価格も変わります。

③ セット構成(本体以外に何が必要か)

後述のとおり、油圧トルクレンチは本体だけでは動きません。ポンプ・ホース・ソケット類をどう構成するかで総額は大きく変わります。既にポンプをお持ちの場合は本体のみの追加購入も可能です。

費用の内訳 — セットに必要な機材

油圧トルクレンチを現場で使うために必要なのは、本体・油圧ポンプ・高圧ホース・ソケット(またはカセット)の4点セットです。

機材役割備考
トルクレンチ本体 ボルトを回す本体 トルク容量・タイプで価格が大きく変動
油圧ポンプ 最大700 barの油圧を供給 電動・エア駆動・バッテリー式から現場環境で選定。ポンプ一覧
高圧ホース ポンプと本体を接続 標準5m。作業範囲に応じて延長
ソケット / カセット ボルトサイズへの適合 対象ボルトの二面幅ごとに必要

※ 反力受け(リアクションアーム)は本体に標準付属しています。特殊形状の反力受けが必要な場合はご相談ください。

POINT — 総保有コストで考える

初期費用に加えて、年1回の校正費用と保管・メンテナンスのコストも発生します。使用頻度が低い場合は、これらを含めた総保有コストでレンタルと比較することをおすすめします。

購入かレンタルか — 使用頻度で判断する

年に数回の定修・スポット工事だけであれば、レンタルのほうが総コストを抑えられるケースが多くあります。MHSのレンタルは最短1日から、レンチ+ポンプ+ホース+ソケットのフルセット・校正証明書付きで提供しています。

詳しくはレンタルvs購入の費用比較記事で解説しています。

正確な見積りを最短で — 伝えるべき5項目

お見積りの際、次の5項目をお知らせいただくと、機種選定から金額提示までが最短で進みます。

  1. ボルトサイズ — ボルト呼び径(M30など)またはナット二面幅(46mmなど)
  2. 必要トルク値 — 指定トルクがあればその値。不明なら締付対象(配管フランジ・アンカーボルト等)をお知らせください
  3. 本数と頻度 — 1回あたりの締付本数と、年間の使用頻度
  4. 現場環境 — 電源の有無(100V/200V/三相)、エアー供給の有無、防爆要否、狭隘部の有無
  5. 希望納期 — 定修日程が決まっている場合は特に
不明でも大丈夫です

「ボルトサイズしか分からない」という状態でも問題ありません。簡単見積りツールではボルトサイズと必要トルクを入力するだけで最適機種を自動提案します。電話1本での概算のご相談も歓迎です。

お見積りは無料・即日対応。
機種選定に迷ったら、用途を伝えるだけでもOKです。

無料で見積り依頼する

よくある質問(FAQ)

油圧トルクレンチの価格を教えてもらえますか?

機種(シリーズ)・トルク容量(サイズ)・ポンプやソケットを含むセット構成によって大きく異なるため、一律の価格表ではなく個別のお見積りでご案内しています。お見積りは無料・即日対応です。ボルトサイズ・必要トルク・用途をお知らせください。

油圧トルクレンチは本体だけで使えますか?

本体だけでは使用できません。油圧を供給する油圧ポンプ、高圧ホース、ボルトサイズに合ったソケット(スクエアドライブ型)またはカセット(センターホール型)の4点セットが基本構成です。反力受け(リアクションアーム)は本体に標準付属しています。費用を検討する際はセット全体で考える必要があります。

購入とレンタルはどちらが得ですか?

使用頻度によります。年に数回の定修・スポット工事であればレンタルが有利、常時使用する場合は購入が有利になる傾向です。保管コスト・年1回の校正費用も含めた総保有コストで比較することをおすすめします。

見積依頼時に何を伝えればよいですか?

①ボルトサイズ(ナット二面幅)、②必要トルク値または締付対象、③ボルト本数と作業頻度、④現場環境(電源の有無・防爆要否・狭隘部の有無)、⑤希望納期。この5点があれば、最適な機種構成と正確なお見積りを迅速にご提示できます。

まとめ

MHS株式会社はHYTORC日本正規代理店として、機種選定から見積り・納入・校正まで一貫対応しています。お見積りは無料・即日対応です。お気軽にご相談ください。