HOW TO USE

バッテリーレンチ
LST・LGX Series の使い方

コードレスで機動性に優れた HYTORC バッテリー電動トルクレンチ「LST / LGX」の使い方を解説します。バッテリー充電から締付け完了までの操作手順をわかりやすく説明します。

作業前の準備

安全で正確な締付けのために、作業開始前に以下の4点を確認してください。

01
バッテリーの充電確認

作業前に必ず充電残量を確認。充電式リチウムイオンバッテリーを使用します。予備バッテリーを用意しておくと作業効率が上がります。

02
ドライブソケット

ボルト/ナットサイズに対応したドライブソケットを選択・装着。LST/LGXのドライブ規格に対応したものを使用します。

03
リアクションアーム

LST/LGX専用リアクションアームを選択・装着。作業スペースと反力の取り方に合わせて向きを調整します。

04
締付けトルク設定値

設計仕様書または締付け基準に基づく目標トルク値を確認。電動モデルはデジタルで直接トルクを設定できます。

操作手順

LST・LGX Series の標準的な操作手順です。6ステップで締付け完了まで解説します。

バッテリーの装着と起動確認
01
STEP 01

バッテリーの装着と起動確認

充電済みバッテリーをLST/LGX本体にセット。バッテリーロックが「カチッ」とはまるまで確実に押し込みます。電源ボタンを押してLEDインジケーターで充電残量を確認します。

  • 充電残量が低い場合は作業前に充電
  • バッテリー接続部に汚れや錆がないか確認
回転方向の確認とソケット装着
02
STEP 02

回転方向の確認とソケット装着

正転・逆転スイッチを締付け方向(正転)に設定。ドライブ部にソケットをセット後、リアクションアームを本体に装着し、作業方向に合わせて向きを調整します。

  • 正転・逆転スイッチが正しい方向になっているか必ず確認
  • ソケットのロックピンとリアクションアームのピンロックを確認
トルク値の設定
03
STEP 03

トルク値の設定

本体または操作パネルのボタンで目標トルク値を設定。デジタル表示で正確な設定が可能です。LST/LGXはN·m単位で直接設定できます(機種により ft-lbf表示も可)。

  • 設定値を必ず再確認してから作業を開始
  • 設定範囲外の値は入力できません
ボルトへの位置決め
04
STEP 04

ボルトへの位置決め

ソケットをナット/ボルト頭に差し込み、リアクションアームを固定点(隣接ボルト等)に当てます。リアクションアームが安定しているかを確認してから操作を開始します。

  • 無理な姿勢での操作は避ける
  • リアクション面が安定した固定点に当たっているか確認
締付け操作
05
STEP 05

締付け操作

トリガーを引いて締付け開始。設定トルクに達すると電子制御で自動停止します。停止後は必ずトリガーを離してから次のボルトへ移動します。

  • トリガーを引き続ける間、工具は締付け方向に力がかかります
  • 停止後に「完了音」を確認
完了確認と記録
06
STEP 06

完了確認と記録

全ボルト締付け完了後、全周の確認締めを実施。デジタルモデルは締付け結果(トルク値・締付け数)を表示・記録できます。

  • 記録機能を活用してトレーサビリティを確保
  • バッテリー残量に余裕があるか確認

注意事項

WARNING
リアクションアームの固定確認

リアクションアームが不安定だと工具が暴れる危険があります。必ず固定点に確実に当てていることを確認してから操作してください。

INFO
バッテリー管理

リチウムイオンバッテリーは過放電・過充電に弱い特性があります。長期保管時は充電残量50%程度を保ち、高温・直射日光を避けて保管してください。

INFO
定期校正・点検

LST/LGXシリーズは使用頻度に応じた定期校正を推奨します。MHSでは電動トルクレンチの校正・修理サービスを提供しています。

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