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TECHNICAL TOOL

フランジボルト締付
計算・手順ガイド

締付トルク計算ツール

フランジクラス・ボルト仕様・潤滑条件を選択するだけで、締付トルクとHYTORC推奨工具・ポンプ圧力を算出します。計算後にクロスパターン締付順序図も自動生成されます。

STEP 01
フランジ仕様
STEP 02
ボルト仕様
STEP 03
作業条件
1本
2本
4本推奨

※ 本計算は ASME PCC-1 のナット係数法に基づく目安値です。実際の締付管理値は必ず設計担当者・資格者が確認してください。ガスケット種類・流体・温度によっては追加補正が必要な場合があります。

なぜ締付順序が重要か

フランジのボルトを「隣から順番に」締めると、先に締めたボルトの締付力が後から締めるボルトの影響で変化します。その結果、ガスケット面に偏りが生じ、漏れリスクが高まります。クロスパターンと段階締めがこの問題を解決します。

±3%
HYTORCによる
トルク精度
4+
推奨締付
段階数
90%
漏れの原因は
不均一な締付

間違った締め方が引き起こす問題

ガスケットの偏り圧縮

順次締めるとガスケットが傾き、一部の領域だけが過圧縮・他が未圧縮になります。

クロストーク(相互干渉)

隣接ボルトを締めると、既に締めたボルトの軸力が変化します(クロストーク現象)。

漏れ・フランジ変形

軸力のばらつきは漏れの直接原因となり、フランジ面の変形・損傷につながります。

締付直後のリラクゼーション

一段階締めでは時間経過とともに軸力が低下(クリープ)し、増し締めが必要になります。

クロスパターンの原理

1 5 3 7 2 6 4 8 8 bolts

数字 = 締付順序(1→2→3→…の順に締める)

01

対角から始める

まず12時位置のボルト①を締め、次に真向かい6時位置のボルト②を締めます。フランジの中心を通る軸に沿って均等に荷重をかけます。

02

90°ずつ回転

次は3時→9時(③④)、1時半→7時半(⑤⑥)、4時半→10時半(⑦⑧)の順に進めます。常に直径方向で一対のボルトを締めます。

03

ガスケット圧縮を均等化

クロスパターンによりガスケット全面が均等に圧縮されます。ボルト本数が多い場合は締付順序ツールで確認できます。

✗ NG — 連続締め
1→2→3→4→5…と隣から順番に締めると、先に締めたボルトの軸力が変化し、ガスケットが傾く。
✓ OK — クロスパターン
1→5→3→7→2→6→4→8と対角で締めることで、荷重が均等に分散される。

HYTORCフランジ締付の
4つのメリット

01
±3% のトルク精度
油圧によって設定トルクを精密に管理。手締めや手動レンチによる個人差・疲労による誤差を排除します。
02
自動停止で過締め防止
設定トルクに達すると自動停止。ボルトの降伏・破断リスクがなく、同一段階で全ボルトを均一に管理できます。
03
反力受け不要で安全作業
ハイトークワッシャーとの組み合わせで反力受けが不要に。作業者の安全と作業時間の短縮を同時に実現。
04
データ記録・証跡管理
LIONシリーズは締付トルクをデジタル記録。保安規定・品質管理の証跡として活用できます。

計算根拠・使用公式

本ツールはASME PCC-1のナット係数法に基づいてボルト締付トルクを算出します。

ASME PCC-1 公式
T = K × D × F

T:目標締付トルク(N·m)
K:ナット係数(無次元)
D:ボルト呼び径(m)
F:目標クランプ荷重(N)

シンプルかつ実績豊富な方法。潤滑剤の選択が精度に直結します。

K値(ナット係数)
K = f(摩擦・潤滑)

潤滑剤の種類によって変化する無次元係数。摩擦の大小を代表します。

Molykote 1000: K = 0.12
マシンオイル: K = 0.15
乾燥・無潤滑: K = 0.20

K値が小さいほど同じトルクでより大きなクランプ力が得られます。

ボルト応力面積
F = As × σy × η

As:有効断面積(ストレス面積、in²)
σy:降伏強度(psi)
η:目標降伏比(例:50% = 0.50)

ANSI B16.5のボルト径は規格で定義。本ツールはJIS/ASME規格の公表値を使用しています。

フランジ締付の課題、HYTORCで解決

適切な工具選定から締付管理まで専門スタッフがサポート。フランジ締付の最適ソリューションをご提案します。

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