TECHNICAL TOOL
FLANGE BOLT CALCULATOR
フランジクラス・ボルト仕様・潤滑条件を選択するだけで、締付トルクとHYTORC推奨工具・ポンプ圧力を算出します。計算後にクロスパターン締付順序図も自動生成されます。
※ 本計算は ASME PCC-1 のナット係数法に基づく目安値です。実際の締付管理値は必ず設計担当者・資格者が確認してください。ガスケット種類・流体・温度によっては追加補正が必要な場合があります。
WHY IT MATTERS
フランジのボルトを「隣から順番に」締めると、先に締めたボルトの締付力が後から締めるボルトの影響で変化します。その結果、ガスケット面に偏りが生じ、漏れリスクが高まります。クロスパターンと段階締めがこの問題を解決します。
間違った締め方が引き起こす問題
順次締めるとガスケットが傾き、一部の領域だけが過圧縮・他が未圧縮になります。
隣接ボルトを締めると、既に締めたボルトの軸力が変化します(クロストーク現象)。
軸力のばらつきは漏れの直接原因となり、フランジ面の変形・損傷につながります。
一段階締めでは時間経過とともに軸力が低下(クリープ)し、増し締めが必要になります。
CROSS PATTERN
数字 = 締付順序(1→2→3→…の順に締める)
まず12時位置のボルト①を締め、次に真向かい6時位置のボルト②を締めます。フランジの中心を通る軸に沿って均等に荷重をかけます。
次は3時→9時(③④)、1時半→7時半(⑤⑥)、4時半→10時半(⑦⑧)の順に進めます。常に直径方向で一対のボルトを締めます。
クロスパターンによりガスケット全面が均等に圧縮されます。ボルト本数が多い場合は締付順序ツールで確認できます。
HYTORC ADVANTAGE
CALCULATION BASIS
本ツールはASME PCC-1のナット係数法に基づいてボルト締付トルクを算出します。
T:目標締付トルク(N·m)
K:ナット係数(無次元)
D:ボルト呼び径(m)
F:目標クランプ荷重(N)
シンプルかつ実績豊富な方法。潤滑剤の選択が精度に直結します。
潤滑剤の種類によって変化する無次元係数。摩擦の大小を代表します。
Molykote 1000: K = 0.12
マシンオイル: K = 0.15
乾燥・無潤滑: K = 0.20
K値が小さいほど同じトルクでより大きなクランプ力が得られます。
As:有効断面積(ストレス面積、in²)
σy:降伏強度(psi)
η:目標降伏比(例:50% = 0.50)
ANSI B16.5のボルト径は規格で定義。本ツールはJIS/ASME規格の公表値を使用しています。
適切な工具選定から締付管理まで専門スタッフがサポート。フランジ締付の最適ソリューションをご提案します。