HOW TO USE

バッテリーレンチ
LION Series の使い方

デジタルトルク表示とデータ管理機能を搭載した HYTORC の高機能バッテリー電動トルクレンチ「LION」の使い方を解説します。締付けデータの記録・管理まで含めた操作手順を説明します。

作業前の準備

LIONの高精度デジタル機能を最大限に活かすため、作業開始前に以下の4点を確認してください。

01
バッテリーの充電確認

LION専用バッテリーを満充電にして用意します。予備バッテリーを準備しておくと大規模作業でも安心です。

02
ソケット・リアクションアーム

LION対応のドライブソケットとリアクションアームを選択・装着します。機種ごとのドライブサイズを確認してください。

03
データ管理の準備

締付け記録を取る場合は、HYTORC専用アプリ(iOS/Android)を事前にインストール。Bluetooth接続の設定を確認します。

04
締付け基準値の確認

設計書・施工仕様書の締付けトルク値を確認。LIONはN·mまたはft-lbfで直接設定できます。

操作手順

LION Series の標準的な操作手順です。5ステップで締付け・データ記録まで解説します。

バッテリー装着と電源ON
01
STEP 01

バッテリー装着と電源ON

LIONにバッテリーをセット。電源ボタンを長押しして起動します。デジタルディスプレイが点灯し、バッテリー残量と前回設定値が表示されます。

  • 起動時に自己診断が実行されます
  • エラー表示が出た場合はMHSにご連絡ください
正転・逆転スイッチの確認とソケット装着
02
STEP 02

正転・逆転スイッチの確認とソケット装着

正転・逆転スイッチを締付け方向(正転)にセット。LION本体にドライブソケットとリアクションアームを装着し、各ロック機構が確実に固定されているか確認します。

  • 正転・逆転スイッチが正しい方向になっているか必ず確認
  • 前回と異なるサイズに変更した場合はロック確認を特に注意
デジタルトルク設定
03
STEP 03

デジタルトルク設定

操作パネルのボタンで目標トルク値を設定。LIONは高精度のデジタル設定が可能で、±3%以内の精度でトルク管理ができます。Bluetooth接続時はスマートフォンアプリからも設定・確認が可能です。

  • 設定値は小数点以下まで表示されます
  • 設定値を記録しておくと管理が楽になります
締付け操作とリアルタイム表示
04
STEP 04

締付け操作とリアルタイム表示

ボルトにセット後、トリガーを操作。ディスプレイにリアルタイムでトルク値が表示されます。設定値に達すると自動停止し、完了音とLED点灯でお知らせします。

  • 実際のトルク値をディスプレイで確認しながら作業できます
  • 途中でトリガーを離すと再度最初から締め付けが必要な場合があります
反力解放(RELEASE)と完了確認
05
STEP 05

反力解放(RELEASE)と完了確認

締付け完了後、ディスプレイがRELEASEモードに切り替わります。トリガーを離すと反力が自動解放され、工具をスムーズに取り外せます。全ボルト完了後にデータ記録機能で締付け結果を保存してください。

  • RELEASEモード表示を確認してからトリガーを離す
  • 記録データは品質管理・トレーサビリティに活用できます

注意事項

WARNING
電子機器としての取り扱い

LIONはデジタル制御電子機器です。強い衝撃・水没・極端な温度環境での使用は避けてください。落下させた場合は必ず動作確認を実施してください。

INFO
データ管理機能の活用

LIONのデータ記録機能を活用することで、フランジ締付け管理記録書(ASME PCC-1準拠)の作成が容易になります。MHSにご相談ください。

INFO
定期校正

デジタルトルクレンチも定期的な校正が必要です。使用頻度に応じて年1〜2回の校正を推奨します。MHSで承ります。

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