HOW TO USE

油圧トルクレンチ
MXT Series の使い方

HYTORCの主力油圧トルクレンチ「MXT」の操作手順を解説します。ソケット・リアクションアームの装着から、圧力設定・締付け操作まで、現場で使える手順をステップごとに説明します。

作業前の準備

MXTシリーズを安全・正確に使用するために、以下の4点を作業前に確認・準備してください。

01
適切なソケット

ボルト/ナットサイズに合ったドライブソケットを選択。ソケットはHYTORCドライブシステムに対応したものを使用してください。

02
リアクションアーム

MXTシリーズ専用のリアクションアームを選択・装着。固定ポイントに合わせた向きに調整します。

03
油圧ポンプ

HYTORC純正油圧ポンプ(LightningまたはJetProシリーズ)を使用。高圧ホースの接続・エア抜きを確認します。

04
締付けトルク値

フランジ仕様・ボルト径・材質に基づく目標トルク値を事前に確認。MHSトルクカリキュレーターを活用できます。

操作手順

MXT Seriesを正しく安全に使用するための6ステップを解説します。

ソケット・リアクションアームの装着
01
STEP 01

ソケット・リアクションアームの装着

MXTドライブ部にソケットをセット。「カチッ」と音がするまで確実に固定します。リアクションアームをMXT本体のピンに差し込み、作業方向・固定点に合わせて向きを調整します。

  • ソケットのロックピンが確実にはまっているか確認
  • リアクションアームが緩んでいないか確認
油圧ホースの接続
02
STEP 02

油圧ホースの接続

MXTポートとポンプの高圧ホースを接続。カプラーがしっかりとロックされていることを確認します。ホースに折れ・損傷がないか目視確認します。

  • カプラーのダストキャップは取り外して保管
  • ホースの最小曲げ半径を守る
各部の確認と反力受けの準備
03
STEP 03

各部の確認と反力受けの準備

MXT本体の反力受けとリリースレバーの位置を確認。リリースレバーで反力受けの向きを作業方向に合わせてセットします。固定点(隣接ボルト・構造物)に安定して当たる位置を選んでください。

  • リリースレバーで反力受けの向きを調整
  • 反力受けが滑らない安定した固定点を選択
圧力の設定
04
STEP 04

圧力の設定

ポンプの圧力調整バルブを操作し、目標トルク値に対応する圧力(bar)にセット。MHSのトルク/圧力換算表またはフランジカリキュレーターで圧力値を確認できます。

  • 最初は低めの圧力でテスト締め付けを推奨
  • 圧力ゲージが安定してから本作業を開始
締付け操作
05
STEP 05

締付け操作

ポンプを起動後、ペンダントスイッチ(または本体トリガー)を操作して締付けを開始。設定圧力に達すると自動的に停止します。スイッチを離してから次のボルトへ移動してください。

  • スイッチ操作中は工具周辺に人が近づかないよう注意
  • 締付けが終わるまでスイッチを保持
完了確認
06
STEP 06

完了確認

全ボルトの締付け完了後、全周をもう1周回り確認締めを実施します。締付けトルク値・作業日時・担当者を記録してください。

  • 最終確認は1本ずつ確実に行う
  • 記録はデジタル(スマホ等)でも可

安全上の注意事項

WARNING
リアクション面の確認

リアクションアームが不安定な位置に当たっていると、工具が飛び出す危険があります。必ず安定した固定点を選んでください。

DANGER
高圧ホースの取り扱い

油圧は最大700 barの超高圧です。ホースに損傷がある場合は即座に使用を中止し、MHSにご連絡ください。

INFO
定期メンテナンス

MXTシリーズは年1回以上の定期校正を推奨します。MHSでは校正・修理サービスを提供しています。

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