HYTORCの主力油圧トルクレンチ「MXT」の操作手順を解説します。ソケット・リアクションアームの装着から、圧力設定・締付け操作まで、現場で使える手順をステップごとに説明します。
MXTシリーズを安全・正確に使用するために、以下の4点を作業前に確認・準備してください。
ボルト/ナットサイズに合ったドライブソケットを選択。ソケットはHYTORCドライブシステムに対応したものを使用してください。
MXTシリーズ専用のリアクションアームを選択・装着。固定ポイントに合わせた向きに調整します。
HYTORC純正油圧ポンプ(LightningまたはJetProシリーズ)を使用。高圧ホースの接続・エア抜きを確認します。
フランジ仕様・ボルト径・材質に基づく目標トルク値を事前に確認。MHSトルクカリキュレーターを活用できます。
MXT Seriesを正しく安全に使用するための6ステップを解説します。
MXTドライブ部にソケットをセット。「カチッ」と音がするまで確実に固定します。リアクションアームをMXT本体のピンに差し込み、作業方向・固定点に合わせて向きを調整します。
MXTポートとポンプの高圧ホースを接続。カプラーがしっかりとロックされていることを確認します。ホースに折れ・損傷がないか目視確認します。
MXT本体の反力受けとリリースレバーの位置を確認。リリースレバーで反力受けの向きを作業方向に合わせてセットします。固定点(隣接ボルト・構造物)に安定して当たる位置を選んでください。
ポンプの圧力調整バルブを操作し、目標トルク値に対応する圧力(bar)にセット。MHSのトルク/圧力換算表またはフランジカリキュレーターで圧力値を確認できます。
ポンプを起動後、ペンダントスイッチ(または本体トリガー)を操作して締付けを開始。設定圧力に達すると自動的に停止します。スイッチを離してから次のボルトへ移動してください。
全ボルトの締付け完了後、全周をもう1周回り確認締めを実施します。締付けトルク値・作業日時・担当者を記録してください。
リアクションアームが不安定な位置に当たっていると、工具が飛び出す危険があります。必ず安定した固定点を選んでください。
油圧は最大700 barの超高圧です。ホースに損傷がある場合は即座に使用を中止し、MHSにご連絡ください。
MXTシリーズは年1回以上の定期校正を推奨します。MHSでは校正・修理サービスを提供しています。
選定・デモ・レンタルのご相談、修理・校正のご依頼など、お気軽にお問い合わせください。