HOW TO USE / ACCESSORIES

ハイトークワッシャー
(HYTORC NUT)の使い方

反力受けが不要になる画期的なシステム「ハイトークワッシャー(HYTORC NUT)」の取り付け方と使い方を解説します。締付け・緩め操作まで、ステップごとにわかりやすく説明します。

ハイトークワッシャーの仕組み

従来の締付け作業では必要だった「反力受け」を不要にする、HYTORCの特許技術です。

01
通常の締付け(課題)

通常のトルクレンチは締付け力の反力を人の体や固定点で受ける必要があり、作業者への負担と事故リスクが生じます。

02
ハイトークワッシャーの仕組み

ハイトークNUT(外側ナット)とハイトークワッシャー(内側ワッシャー)が一体となったシステム。トルクレンチの回転力を内側と外側の両方に分散することで、外部への反力が不要になります。

03
得られるメリット

反力受け不要により作業者1名での安全な作業が可能に。締付け精度の向上(±3%以内)と作業スピードの大幅な向上を実現します。

作業前の準備

安全で正確な締付けのため、作業前に以下の4点を確認してください。

01
ハイトークNUT・ワッシャーの確認

ボルト径に対応したハイトークNUT(外側ナット)とハイトークワッシャー(内側ワッシャー)のセットを確認します。

02
HYTORCレンチの準備

ハイトークワッシャーシステムに対応したトルクレンチ(MXT, XLCT等)を用意します。専用アダプターが必要な場合があります。

03
ボルト・フランジの確認

ボルトスタッドにハイトークワッシャーが適合するサイズか確認。スタッドの長さとねじ山の状態を点検します。

04
締付けトルク値の確認

フランジ仕様・ガスケット材質に基づく目標トルク値を確認。ASME PCC-1に準拠した締付け手順を準備します。

操作手順

ハイトークワッシャーの取り付けから締付け完了まで、5ステップで解説します。

ハイトークワッシャーの取り付け
01
INSTALLATION

ハイトークワッシャーの取り付け

まずハイトークワッシャー(内側ワッシャー)をボルトスタッドに通し、フランジ面に置きます。次にハイトークNUT(外側ナット)をスタッドにねじ込みます。手締めでスナグ(ガスケット着座)するまで締め込みます。

  • ワッシャーの向きを確認(ロゴ面が外側)
  • 手締め段階で異常な抵抗がある場合はねじ山を確認
ハイトークワッシャーの装着確認
02
SETUP

ハイトークワッシャーの装着確認

ハイトークワッシャーがボルト軸に対して正しく装着されているか確認。ワッシャーの歯がナットと確実に噛み合っていることをクローズアップで確認します。

  • ワッシャーの歯面がナット座面に密着しているか確認
  • ワッシャーのサイズがボルト径に適合しているか確認
バックアップワッシャーの装着確認
03
SETUP

バックアップワッシャーの装着確認

バックアップワッシャーがナット下面に正しく配置されているか確認。ハイトークワッシャーとバックアップワッシャーがセットで正しく機能することで、反力アーム不要・供回りなしの締付けが実現します。

  • バックアップワッシャーがナット座面に密着しているか確認
  • 全ボルトにハイトーク・バックアップ両ワッシャーが装着済みか確認
専用ソケットドライブのセット
04
SETUP

専用ソケットドライブのセット

ハイトークワッシャーシステム対応の専用ソケットドライブをナットに合わせてセット。外側ソケット(ナットに噛む側)と内側ドライブ(ワッシャーに噛む側)のサイズが正しいか確認します。

  • ソケットのサイズがワッシャーシステムに適合しているか確認
  • ソケットとナットが確実に噛み合っているか確認
締付け操作(反力アーム不要・供回りなし)
05
OPERATION

締付け操作(反力アーム不要・供回りなし)

トリガーを操作して締付け開始。ハイトークワッシャーシステムにより反力アーム不要・供回りなしで安全に締付けられます。設定トルクに達したら停止し、次のボルトへ移動します。対角順で全ボルトを締付けてください。

  • 反力アーム不要・周囲への干渉なし
  • フランジの均一締め付けのため対角順で実施

注意事項

WARNING
専用システムの使用

ハイトークワッシャーシステムは、HYTORCの純正ソケット・アダプターを必ず使用してください。一般工具での代用は精度と安全性が保証されません。

WARNING
ガスケットの再使用

フランジ作業では原則として新品ガスケットを使用してください。使用済みガスケットの再使用はリークの原因となります。

INFO
ASME PCC-1 準拠

ハイトークワッシャーを使ったフランジ締付けは、ASME PCC-1 Appendix Aに記載された複数段階手順で実施することを推奨します。詳細はMHSにご相談ください。

ハイトークワッシャーの導入・選定はお気軽に

どのサイズが適合するか、導入コストのご相談など、
専門スタッフが丁寧にサポートします。

お問い合わせ →